脳卒中予防
脳卒中とは、急性に生じる脳血管障害の総称です。現在多いのは、脳の血管が詰まる脳梗塞ですが、一昔前は脳出血が多く見られました。若年者に生じて重篤化することも多いくも膜下出血にも注意しておく必要があります。この「脳梗塞・脳出血・くも膜下出血」を総称して、「脳卒中」と呼びます。「脳卒中」は認知症と並んで要介護状態となる原因疾患のトップです。
脳梗塞は、大きく分けて3タイプあります。⒈動脈硬化を原因とするもの(アテローム血栓性脳梗塞)、⒉高血圧を原因とするもの(ラクナ梗塞)、⒊不整脈など心疾患を原因とするもの(心原性脳塞栓)。動脈硬化の原因としては、加齢、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などがあります。
脳出血やくも膜下出血の予防としては、血圧管理が重要になります。
脳卒中の予防
脳卒中を完全に防ぐことはできませんが、加齢以外のリスク因子はコントロールすることができます。このようなリスク因子は認知症にも関わると考えられています。血圧・脂質・血糖などをできる限りコントロールし、必要に応じて血液をサラサラにする予防薬(抗血栓薬)を投与してリスクを減らすことはできます。
高血圧や脂質異常といわれて、どのように寿命や健康に関わるのかわからないまま、漫然と治療をされている方もおられるかもしれません。
当院では、その治療が脳卒中をどれだけ減らせるのか、健康寿命を伸ばせるのか、に徹底的にこだわります。是非当院にご相談ください。